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Singles 2010​-​2011

by Icon Girl Pistols

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1.
離れよう そうあなたの言うとおり ただで乗れる貨物列車を利用して 君の言うとおり 離れましょう ゴミの町を 悪気の無い嵐が吹き荒び ウイスキーの蓋で指を切った 昔から 俺は不器用 どうしようもなく 堅物で現実主義なのさ ヤりたいなら ヤりたいと言えばいいじゃん ねえ 怖気付いたの 所詮その程度の男ね 違法なチケット持ってるくせに ああもういいわ 違法なチケット持ってるくせに ぼんやりしてたのさ真面目に 今やるさ 靴を履くのが少し苦手なんだ 他人の幸せを考えよう それでお前は飯を食っていけるのか 親父の言うとおり だから俺は親父をガレージに閉じ込めておいた あんた以上に あんたを愛せる人 居るのかしら 所詮その程度の男ね 違法なチケット持ってるくせに ああもういいわ 違法なチケット持ってるくせに 台無しよ 違法なチケット持ってるくせに ああもういいわ 違法なチケット持ってるくせに
2.
プエルトリコの商船で拾った金のかんざしを片手に 2千ドルで売り飛ばされた女王の下に走る そんな俺の横で眠るのは妹の親友グロッサリー 二人出会ったネオングラスの晩に抜け出したまま 振り返れば砂嵐は遥か後方で舞い果てて 行く手を塞ぎそうな物はといえばお前の愛だけさ 風に潮の香りが混じればもうすぐに見えるだろう 日当りの良いオレンジを狙って爆心地だった港町 連れ出してみれば女王陛下は呑気な暮らしぶりだった様で チェットベイカーに逢いたいなんてせがむお嬢さん その町で女王を殺して逃げる馬車でのウェディングベルは 2千ドルとかんざしを足して釣りも来ない程さ
3.
最初は飢えがもたらした利害関係以外の意味合いは無くて 最終的には富が偉大な議題について言い合いをし始める 解答のされない事ばかりなのよと婦人達は言う 街頭に何だか人数が増えてる気がしないか どうせ革命で奪い返したい物は 元々親友のそいつが被っていた普通の帽子みたいなもの 卒業後数年経って再会した嫌いな私大の同期は 突如向こうへ立って 支配者の肥大した理解などを押し付ける 大道芸でもしながら食いつなぐ それしかない 街頭に何だか人数が増えてる気がしないか どうせ革命で奪い返したい物は 財布の中にいつの間にか溜まっていく無数の領収書の紙くず 解答のされない事ばかりなのよと婦人達は言う 街頭に何だか人数が増えてる気がしないか どうせ革命で奪い返したい物は 元々親友のそいつが被っていた普通の帽子みたいなもの
4.
小さい頃から裏手の空には レタス色の傘がさされる それはとても綺麗で やりきれない気持ちにさせられる ああして誰かが悪いものから 守ってくれるから多分ずっと安心だ それを下から覗き込んではいけない その骨組みは危険なエネルギーで出来ている 話し合うフリはしても良いらしいけど 核心については触れてはいけない どこか遠くで傘から外れた 少年を見殺しにする国家を 嘆いてもいけない そうすれば次は自分が外されるから ああして誰かが悪いものから 守ってくれるから多分ずっと安心だ それを下から覗き込んではいけない その骨組みは危険なエネルギーで出来ている 話し合うフリはしても良いらしいけど 核心については触れてはいけない とにかく努めて無感動に 感じやすい心をさらう映画に身を埋めて いつまでもレタス色の傘を支え続ける 話し合うフリはしても良いらしいけど 核心については触れてはいけない
5.
アイドル同士のどうしたこうしたを 探る日常の鸚鵡返し一族 大恐慌に近い起死回生なんてものは 大抵はほらトランプゲームの中 そんなにいかした暮らしたスカした乗り物に酔うよりも 歳とる事で失くした捲し立てるような お前に酔え税金を払えトランクに隠し持つ 完全に無視だぜ完全に無視さ 体力の続く限り働いて こんな状態がいつから常態になって また冗談のような商談が成立してる 買い物上手が高じて興味の無い ガラクタで新商売を始めた つれない友人に触れ合いの気持ちを説いて 瞳覗いてそれでも反応は無い 太平洋から海軍本部に緊急連絡侵入者アリ 返答は携帯の方に絵文字まみれで解読不能 それでもなんとかなるでしょう こんな世の中だから 完全に無視だぜ完全に無視さ 大人はいつも応答が無い セーラー服を着た水兵よりも 女子高生が上位のこの街の脅威 鸚鵡返し一族 鸚鵡返し一族 鸚鵡返し一族 こんな状態がいつから常態になって また冗談のような商談が成立してる 完全に無視だぜ完全に無視さ 大人はいつも応答が無い セーラー服を着た水兵よりも 女子高生が上位のこの街の脅威 らいららいらいらららい へいへへいへいへへへい でぃでぃでぃでぃでぃでぃでぃ おうおうおうおう
6.
物の根本を担っている 物の存在を嫌っているのは 哀れな資産家の道楽の二重不倫程の 放蕩さとしか言えない 本論はユニフォームの下 この何でも肩透かしの街で タータンチェックと 鋲打ちのリストバンド 黒のコンバースで D.I.Y. 月並みな活動家の模倣 不似合いな躍動感の模倣 月並みな活動家の模倣 不似合いな躍動感の模倣 そして警官が囲んで スリムジーンズを穿いた お前に浴びせかける大量のラム 反対に根本を担っている 物の存在を崇めるのは 気ままな子供たちの制限された遊び程の 放蕩さとしか言えない 本論はユニフォームの下 この何でも肩透かしの街で 川沿いに住んで ショーモデルの女と洪水を待つのさ D.I.Y. 月並みな活動家を遮断 不似合いな躍動感を遮断 月並みな活動家を遮断 不似合いな躍動感を遮断 そして警官が囲んで スリムジーンズを穿いた お前に浴びせかける大量のラム 月並みな活動家の模倣 不似合いな躍動感の模倣 月並みな活動家の模倣 不似合いな躍動感の模倣 月並みな活動家を遮断 不似合いな躍動感を遮断 月並みな活動家を遮断 不似合いな躍動感を遮断
7.
君はもう覚えていないかも知れないけれど 新宿の紅葉が始まる前に 僕が他の誰かと付き合うこと 君はやってみるべきだと言ったんだ そして時は経ち 今も僕は思う もし失くした物を全部 失くしてしまっていなかったとしたなら 空港へ迎えに行こうよ 荷物だけがあの秋の頃より大きくなってる 友情って教科書の中のシェイクスピアが言うより ずっと汚らしくて 胸が沁みる 君が歌う 下手くそな歌と僕の下手くそな歌を重ねて 多分天国の扉は新宿の片隅の落ち葉の下にあって開いてる
8.
壮大に仕組まれたジョーク それに気付かないの? 通過点と信じていた場所がゴール 君は錬金術師 計算に狂いは無いと言うけど 数字は簡単に反対のマイナスにだってなるんだぜ 車輪に轢かれた事の無い奴らが 車輪に轢かれた事の無い奴らが 車輪に轢かれたというニュース 電気仕掛けの家で夜はポルノを撮影 財力は優秀な愛欲の潤滑油 その裏番組で お前の歯車達は 明日朝一番にお前が乗るエレベーターのワイヤーを断つ 車輪に轢かれた事の無い奴らが 車輪に轢かれた事の無い奴らが 車輪に轢かれたというニュース 本当にやりたい事をやった事がないから 比べることでしか安心できないんだ 車輪に轢かれた事の無い奴らが 車輪に轢かれた事の無い奴らが 車輪に轢かれたというニュース 一生に一度のチャンス
9.
19時のニュースは食事中に相応しくない 政治家のアップが喉を詰まらせて 僕の顎に気だるさを残す 夕べのキスは寂しさを紛らわすため それだけの儀式と分かってるから 僕の顎に気だるさを残す 早く抜けださくちゃ 窓からパイプをつたって飛び降りたら そこは泥沼でもここよりはいくらかましさ 整理された物事なんてもう欲しくない 奴はマンションの屋上から身を投げる前に カードを投げてよこした飛び切りの美人に向かって 中指を突き立ててみせるのさ それが友情ってもんじゃないか 脱NYC! 脱NYC! カードの裏にしみったれたブルースマン 今夜はもう店じまいといこう さっき来たばかりのお前には悪いけれど 今夜はもう全部お開きということさ
10.
リジュは癌を食べて生きている 裏の公園に住む鳩の名前で 彼の食欲は旺盛だ 朝には露に染まった 昼には鮮やかに乾いた 夜にはくたびれた油のような 人間の黒光りする癌を食べている 赤面症の僕の横へ来てリジュは言った 「お前の食べ残しをワタシに分けてくれないか 浅ましいと思うかも知れないが これがワタシのやるべき事なのだ」 リジュはまたこうも言う 「生命は永遠に循環するものなんかじゃない 甘えた考えを持っているのは君達人間だけなんだ」と でもそれは彼が食物をねだる時の安っぽい文句で それに気付いている奴は多い リジュは癌を食べて生きている 裏の公園に住む鳩の名前で 食事が終わると彼の眼は再び虚無の空洞になる 全ての色の中で最も灰色のその眼が 僕にいつも死の感覚を思わせるんだ 鳥達が着地する時に風が起こって 葉を舞い上がらせるのを知っているかい 何という幸せ! リジュは癌を食べて生きている リジュは癌を食べて生きている
11.
ママは良い子達の着る上品な洋服を 次から次へと買い込んできて僕に似合わない ぽっかり大きな穴の空いた心と同じ 破けた黒のジーンズを お願い 21世紀もパーティーでなんか何も起らない 彼女はクラス中で一番大人びた眼で ありったけの退屈を集めて僕を試してる 火星で流行の新しい踊り方 教えてあげる代わりにさ お願い 21世紀もパーティーでなんか何も起らない ママ、僕の服はもう買わないで ママは良い子達の着る上品な洋服を 次から次へと買い込んできて僕に似合わない ぽっかり大きな穴の空いた心と同じ 破けた黒のジーンズを お願い 21世紀もパーティーでなんか何も起らない
12.
Lost eyes on the sunrise; Sangria stains in the sky Did she glide behind the curtain of dawn, Or was I alone all along? When I dream of Barcelona it is always of the night When her beauty was complete with the moonlight and the heat When I woke upon La Rambla with an emptiness inside Love will fade as the foam upon the tide Out of sight Out of sight All my dreams of Barcelona for an evening at her side Serenading in the street, drinking moonlight in the heat When we walk along La Rambla we will never say goodbye And ill lie in your arms another night Another night One more night.
13.
ケンカに一度も勝った事の無い 人ってどれくらいいるだろうか 僕がもしそうだと言ったら 君はさて何て言うんだろう 争いごとは良くない事よって 言うかも知れないね でもそんな綺麗事じゃなくて 本当の本当に弱いんだとしたら 段ボールに相手を描いて 殴り合いをしてみるんだ 争いごとはよくない事よ それは分かるけど 君を守ることも出来ないのは何だか嫌だね ケンカは昔から泣いたら負け そしたら手を出さないのがルール 世界中の弱い人は もうずっと泣いてると思うけどね でもそんな綺麗事はどうでも良くて 僕だって勝ってみたい 段ボールに相手を描いて 殴り合いを 殴り合いをしてみるんだ
14.
クリスマスに何を欲しがってるの oh little boy? 勉強ができるようになる薬じゃないみたいね 気になるあの娘はお人形を卒業して リバーフェニックスみたいな男の子に連れられて踊りにいらしたよ クリスマスに何を欲しがってるの oh my boy? 中を覗き見るなんてみっともないなんて言わず 可愛いあの娘は一度だけ手を握ってくれた あれから僕はプレゼントを用意して今日を待っていたのに それでもwhite christmas my bloody christmas クリスマスに何を欲しがってるの oh my boy? ぷっくりと湿った唇に触ってみたいの チョコレートフォンデュの苺になって 君の口許に茶色の汚れをつけてそのまま一口で食べられたい クリスマスに何を欲しがってるの oh my little boy? あの娘は今夜パーティーの主役になってしまう みんなが彼女の手を取って口づけをしてる 僕は哀れなドアボーイ 背中の雪が熱い想いで溶けていく それでもwhite christmas my bloody christmas
15.
なぎたおされても 踏みにじられても 僕はまた砂を固めて お城を作るよ 台所だって お風呂場だってちゃんとある 昨日までの大事な事が もう全部意味を無くしても 心臓が動いているから 新しい歴史を作ろう 子供のそのまた 子供の子供が 魚と泳いで暮らせるように 祈りを集めて 力を合わせて 何にも怖くないように 昨日までの大事な事が もう全部意味を無くしても 権力はアホ面してる もう全部自分達でやらなくちゃ 色々言うあいつら とやかく言う俺達 どっちもつまり役に立たない 言葉が力を失った今 悪者退治はもう終わり 昨日までの大事な事が もう全部意味を無くしても あなたはまた生きるしかない それが遺された自由さ それが のこされた僕ら
16.
半端なことしてるんじゃないよ ミリリットルまで計算してやれよ 終わったら俺の家にジェットで行こう お前の喘ぎ声を録音してやるぜ テクノスター テクノスター テクノスタージェット ハットの位置を決める数字が大事さ ループする俺の指使いはどうだい 終わったら俺の家にジェットで行こう コンピューターさえあれば永遠にスター テクノスター テクノスター テクノスタージェット テクノスター テクノスター テクノスタージェット
17.
甘美だ俺はその価値を知っている 甘く見ると痛い目に会うぜ ここじゃあそれは常識だ 安心は麻薬さ俺は麻薬中毒者の 憂鬱の淵で幻聴を拾い集めて 毎晩そいつは椅子から 俺を引きずり降ろそうとして 預金通帳のような白い歯を見せてくる 夜の街には壊れそうな女達が 裸になれそうな場所を探して 甘い蜜の方へ より明るい方へ 吸い寄せられる虫達のように 小さく白いケツを振りながら 彷徨うのを眺めていた 「どうせ俺はそんなもんだ」 言い訳がましく吐き捨てると 使い古した恋人の中に入ろうとする 卑怯者だと呼ぶのならそれでもいいさ 臆病者とさえ言われないのなら 夜の街には壊れそうな女達が 裸になれそうな場所を探して 甘い蜜の方へ より明るい方へ 吸い寄せられる虫達のように

about

In 2010 Icon Girl Pistols released a new single every month for free download through their website. This collection features all of the songs released that year, as well as a few additional singles released in 2011.

credits

released December 31, 2010

on these recordings, Icon Girl Pistols is:

Shinnosuke Shirakura - vocals, guitar, piano
Ken Fukuda - drum
Christopher David O'Reilly - bass
Takashi Hasegawa - guitar, vocals

with special guests Sekitori Hana on "Family of Parrots" and Zac from 1976 on "My Bloody Christmas"

All songs written by Icon Girl Pistols

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all rights reserved

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about

Icon Girl Pistols 東京都, Japan

Icon Girl Pistols is an indie rock group formed in Tokyo in 2008. With a blend of musical influences both modern and traditional, and narrative lyrics featuring mysterious characters faced with the complexities of love and society, IGP have created a unique sound that reinvents the folk tradition with a distinct alternative edge. ... more

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